2016-05-26 第190回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
日本がトップを走るBNCTですが、中性子の発生源はただいまお話ししたような原子力研究炉、原子炉であるため、実際、治療を行うためには病院から原子炉施設まで患者さんを運ばなきゃいけない。非常に不便さがありますので、こういった臨床研究の積み重ねには正直時間がかかってきたのは事実なんですが、地道な現場の方の頑張りで、効果は実証されてきております。
日本がトップを走るBNCTですが、中性子の発生源はただいまお話ししたような原子力研究炉、原子炉であるため、実際、治療を行うためには病院から原子炉施設まで患者さんを運ばなきゃいけない。非常に不便さがありますので、こういった臨床研究の積み重ねには正直時間がかかってきたのは事実なんですが、地道な現場の方の頑張りで、効果は実証されてきております。
先々週の十一日、五月十一日に、原子力規制委員会が、京都大学の臨界実験装置、KUCAと、近畿大学の研究炉、UTR—KINKI、この二基の原子力研究炉に対して新規制基準の合格証に当たる審査書を発行した、そういったことをお聞きいたしました。
新規制基準適用以来、今現在は稼働している原子力研究炉はゼロなわけでございます。夏から一つ、そして秋から二つ目になるわけでございますけれども、委員の先生方も御案内のとおり、商業用の原子炉と研究用の原子炉は、その規模、リスク、目的、そういったものにおいて、全然というか全く違うものでございます。
相当たくさん将来も原子力研究炉が相次いでできるという予定になっておりますので、それがそう重なり合っていいものかどうか。こういう危惧がありますから、その点については、原子力委員会でもどういう見解を持っておられるか。